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押し花とは、生花を平にして乾燥させた植物のことです。今では色も綺麗に残せます

日本ではいつ頃から始まったのでしょうね

花を乾燥して残す理由は何かなと考えてみると、例えばだれかにその花を見せるため・・だったとすると薬草の標本だったり、臭い消しのようなものだったり、飾るというより実用的なものだったのかもしれませんね。

でも大昔、かわいい花を摘んで、大好きな人にプレゼントして、もらった人がその花を大切に和紙に包んで保存したり、お守りのように大切に持っていたり・・そんなこともあったのではないのかな・・と想像したりできますよね。押し花には花そのものの美しさとともに、気持ちも添えることができると思います。平らだと保存もしやすいですね。

ここで、1つ願いが生まれます・・それは、紙に挟んだだけだと縮んだり、色が劣化したりするので、もっときれいに残したいという願いです。

これが現代の押し花では可能になりました。

私はふしぎな花倶楽部という押し花の団体に所属しています。トップの杉野宣雄先生が考案された方法は、生花の色そのものを残し、イキイキと半永久的に花を楽しめます。さらに押し花アートの世界まで広がっています。

1)色を綺麗に残す方法

とにかく少しでも早く水分を抜くことです。

乾燥マット(乾燥剤を含ませた紙)があれば便利です。生花をそのまま挟みます。ビニール袋に入れて、2~3㎏の重しをして、3~4日経てば、綺麗な押し花になります。

注意点は、生花を入れすぎない 重しは重すぎない 冷たいところには置かない の3点です。

乾燥マットはスポンジだと思ってください。水分をたくさん吸うにはよく乾燥していること。そして吸う量には限界があるということ。水分が多いのなら、再乾燥させたり、たくさんのスポンジを使えば良いということ。が原則です。

一般的な花はこの方法で簡単に押し花を作れます。例えば、桜、ビオラ、カスミソウ、あじさい、クリスマローズ、サクラソウ・・など、厚みが少なく、水上げが悪いとすぐクタッとなる花は簡単に押し花になります。

反対に、ランや菊など長く咲き続ける花や、大きい花、八重の花などはそれぞれ押す前に処理が必要です。これは習った方が良いのでこちらには記述しませんので、自己流のかたは避けたほうが無難です。

2)綺麗な形に仕上げる方法

乾燥できた花は紙のように平になります。生花と違いそのあと広げたり、カーブを付けたりは難しいので、挟む時点で変なシワができないよう気をつけてください。花びらが取れてしまった物はそのまま離して押し花にして大丈夫です。乾燥後接着できます。

大切なポイントは重しの重さとかけ方です。

押し花は押すだけ、押しつぶすわけではないのです。重すぎると花がこわれたり、変なシワができることもあります。何より、つぶれた表情はかわいそうです。先生の押し花はなぜそんなに綺麗なの?と生徒さまに聞かれるのですが、ここも大きなポイントなのです。乾燥の過程で縮まないように押さえるだけで大丈夫です。乾燥マット全体に均等に重しがかかるようにしてください。雑誌などが調整しやすくて便利です。私は専用の押し板セットを使用しています。ベルトの引き具合で重しを調整できます。

早く乾燥させるには、人肌程度の暖かさは乾燥剤の効きもいいので、ぽかぽかしている場所に置きましょう。冷やっとする所には置かないように。愛情をもって作業をしてくださいね。

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